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zoom RSS 【読了】「読弦」

<<   作成日時 : 2015/10/28 20:45   >>

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私が今、一番大好きなバンドのDIR EN GREY。
そこで私が一番大好きなメンバー、ギターの薫さんが雑誌「音楽と人」で書いている連載エッセイが単行本化されました。

読弦」というタイトルで、タワーレコード限定発売されています。

画像


購入者先着順の特典のしおりも、薫さんが描かれたイラストです。

内容については、皆さんがそれぞれ読んで頂ければと思います。

こちらのブログでは、「読弦」を読んで、私自身が感じた事や気づいたことを残しておこうと思います。

本当に、いろんなことに気づかせて頂けた本だなぁ、と感じています。




■言葉は難しい

連載の1回目、冒頭にあった言葉です。

 言葉って人によって捉え方も違うし簡単に傷つけたり悲しませたり怒らせてしまうから怖いな〜などと思って来た自分がまさかこんなこと始めて大丈夫かと心底不安ですが思いきって飛び込んでみました。
 はじめに逃げ道作るような言い方になってしもうてるけど昔はあまり深く考えず言葉を発して後悔した時もあった。(後略)


これは多くの人がなかなか気づけないことなんだよね、と思いました。

人から言われ、こうして読んでみると、分かっている気持ちになると思うんですが、では、自分が相手が発した言葉を、相手と同じ感覚で捉えられているかというと、それは出来ていないことが多いと思うんです。

逆に相手がどう捉えるかを踏まえた上で、言葉を選びつつ、自分の気持ちがそれなりに伝わるよう、相手と自分の気持ち、両方を大事にしながら話が出来ているか、言葉が綴れているかというと、それもまた難しいんですよね。

それに対して「逃げ道」という表現を薫さんは採用しているのですが、逃げ道ではなくて、それは事実ですよね。
そりゃ、書くのにも時間がかかるでしょう。

だからこそ、自分の書いた言葉に責任を持てるし、持つべきだし、きっと文字として後に残るメリットも怖さも分かっていらっしゃるのでしょうね。

こう書いてしまうと、「だから逃げ道なんじゃないの?」と思うかもしれないけども、「極力、人を傷つけたり怒らせたり、悲しませたくない」ということが、言葉を選んでいる動機だとしたら、それは彼の優しさがあってこそなんだろうな、と思えたのと、見た目はタトゥーもバリバリのロッカーであっても、中身はすごく真面目でまともな人なのだろうと、この書き出しだけで感じました。

■だから母親は息子が可愛いのかな?

本の内容は、薫さんの自伝的な内容。
小中学校、高校の時の話なども書かれています。

私自身、同世代には「ママ」が多いんですね。
そしてたまに育児ブログを見たり、友達のFacebookでの何気ない日常を知ったり。

その中で、多くのママさんが娘以上に息子に対して不安を感じているように感じました。

息子の何気ない、純粋な行動を見て、
「この子、大丈夫?バカなの?」のような心配や不安をされるママさんが多いというか。

私の家庭は母子家庭で、私には2歳離れた弟がいます。
当然、小さい頃は母子家庭な事情も分かってはいたけども、寂しいわけです。
お姉ちゃんだから、弟の面倒も見ないといけないし、お姉ちゃんなりに頑張って来たわけです。

今でこそ、あまり感じなくなったけども、やっぱりその頃や20代くらいの頃までは、
母親は、「子供には平等に接している」と言ってはいるけども、弟に対して、かなり手をかけるというか、弟の方をやけに可愛がっているような印象をずっと持っていて、寂しさをこじらせていた時期もありました。

が。
薫さんの小中学校、高校の時の話を読んで。
ママさんたちの育児ブログを読んで。

男の子は、大なり小なり、小さい頃からこんなもんなんだな、と(爆)。
育児ママさんのブログにあるように、「この子、大丈夫?バカなの?」と。
それがすごく理解出来てしまった気がしました…。

要するに、「普通」の感覚が男女では違う。
それは大人になってからではなく、生まれた時から違う。

だからこそ、その「違い」が心配で不安なんだな、と。
それは男の子をdisっているのではなくて、母性であり保護欲なんだな、と。

言い換えれば「バカな子ほど可愛い」っていうのは、本当なんだな、と…。

薫さんの行動のきっかけになっている気持ちは分かるような気がするのですが…。
その結果、出てきた行動には共感出来ないというか…。

「そんなん、ちょっと考えればどうなるかくらい分かるだろうが!」が多かったなぁ…、っていう…。

しかも私と薫さん、年齢があまり変わらない(学年1年しか違わない)から、1歳上の憧れの先輩がこういうことをしていたというのを知ったら、「わ…、引くわ…。寒い…」と思うだろうな、と…。

ていう…(^^;

でもこれは、本当の男女の性質の差であって、視点だったり考え方の基本的な違いなど、ある意味生理的な問題。

なので、どちらも正解で、どちらも間違い。
理解できないものだと認識するだけで十分な話かな、と…。

改めて。
どんなに憧れていて、「好きだなぁ」と思っている相手のことでも、性別が違うというだけで、絶対に分からないことは沢山あるものだな、ということを痛感しましたね。

あ、因みにどこの部分でそれを感じたのかは伏せます…。

読んでいて、ちょっと色んな意味で辛くなってしまい(苦笑)、一旦本を閉じたのは言うまでもないでしょう(爆)。

ちなみにファン仲間の男性にこの話をしたら「実際の行動の差はあっても、そういう行動になるのは分かりますよ」とのことだったので、やっぱり男女差なように思えます。

あと。
「男女は違うのだなぁ」ということと同時に。

「本当に女から見たら男って面倒くさいもんだな」とも思いました(苦笑)。

■とにかく普通でまともな人

全編を通して感じたことです。
薫さんはとにかく「普通」で「まとも」な感覚の人だと思いました。

というか。
誰しも自分自身が「普通」であると思っているんでね。
それに対して、自分と違う、世間の大多数と違うことが「普通ではない」とする考えが、そもそもおかしい。

薫さんも「自分が普通だと思っていたことが違うと言われたこともあるけど、それくらいで自分の意見を変えることはない」のように書かれていましたが、これ、本当に普通の考え方だと思うんですよ。

あと、恐らくですが、親御さんが将来のことなど、いろいろ気にかけ、言ってきたり反対したとしても、最終的には自分の子供のやりたいことを認めてくれた(いい意味で諦めてくれた?)りなどで、薫さんの生きる道は薫さんだけのものであるという考えで小さな頃から接していたのかもしれないな、と。

だからこそ、自分のやりたいことを真っ直ぐに出来て、自分の身の丈が分かっていて、やりたいけど、様々な条件で出来なかったこと(お金がなかったなど)は、その条件を持っている人にお願いができたり、困っている時に助けてくれる人がタイミングよく現れたりなどで、やりたいことが叶ったことが多かった人なのかもしれないなー、と。

肩書きとか学歴とか、職業とか、そういうのは一切関係なく、「この人はこういう人」と、その人の人となりで相手を見てきたのだろうな、と。

判断基準はすべて自分の中にある。

そういう芯と軸があって、それがブレにくい生き方をしてきたのかなぁ、と思えました。

色々悩んだり、不安を抱えることは勿論、常にあるのでしょうけども、芯と軸、判断基準が自分の中にあれば、自分で自分を助けることも出来るし、常に自分の中でそれなりに納得がいって、ある程度の責任が持てる「正解」が出せるはずなんですよね。

それが出来る人なのだろうと思いました。

だからこそ、バンド活動のために「お金はあればあるほどいいはず」と、バイトをしたら、すぐに昇給したり、リーダーを任せられたり、「バンド活動あるし、ツアーやるからバイト辞めよう」と思うと、引き留められたり。

どんな仕事でも出来る人っていうのは、彼のような、芯と軸、判断基準が自分の中にある人だと思っているので、そりゃ、バイトでも評価は高かったのだろうな、と思えますわ。

うん。
最近、こういう人にはなかなか巡り合えない私の環境を恨むわ。
こういう人が今の私には必要なんだよなー…。
何で知り合えないかなー、と恨んでみたり(笑)。

でも、本当こういう人が少なくなってきている世の中なんだけども、
私にしてみれば、薫さんみたいな人が普通の人だよ。そしてまともな人。

すごく等身大で生きてきたのだろうなぁ…。

まぁ、等身大じゃないと、芯でバランスを取るにも重さや大きさが分からないし、軸で支えるにも、寸法が分からないから、芯と軸を感じる人は、大抵等身大で生きていますよね。

■きっと羨ましい生き方

何となくですけども。

今の世の中、大人や世間が「こうであるべき」だったり、「選ばれる人になるために!」なのか、よく分からない競争社会になっていたり、人目を気にしすぎる風潮もあって、どこか「個」が殺されている点はあると思うんです。

それが当たり前で生きてきた人には、確かに彼のような風貌や職業は受け入れられないでしょう。

でも、本当は誰しも、薫さんのように、選択するもの、目指すものは違っていたとしても、自分が受け取った感動だったり、自分が大切に感じているものを胸の中に秘めて大切に育てながら、それを守りながら、目指しながら生きるような人生って歩みたいじゃないのかなぁ、と思えました。

それを認めてくれない人は確かに多いけども、「それでも大事なものがある」と、深く刻めるもの。

それを持てた人生の薫さんはとても幸せなのだろうと思います。

私自身も、世間に何と言われようとね。

DIR EN GREYというバンドを知れて、ライブに沢山行けたり、様々な友達と巡り合えたりなどなど、人生に彩りを与えてもらっていると思っています。

ツライことも沢山ありましたが、彼らの音楽は、薫さんのギターとライブでのステージングは、私の心の中から離れたことはありません。
支えてもらっていた時期もあったのだろうと思います。

学歴も大したことない、別に何かの肩書きがあるわけでもないような人でしょう。

それも含めて、普通なんじゃないのかな、薫さんは。

たまたまお仕事が人前に立つお仕事で、愚直に進んできたら海外でもライブやるようになって、ファンが増えて、名前が知られるようになって…。

ただ、そういう段階を踏んでいるだけで、彼は彼で、自分のために愛する、大好きな音楽をやっているだけな気がします。

人に対して対等で、飾らず、自分の好きなことをやっていく。
それで喜んでくれる人がいるのだから、自分は自分の信じた道を進んでいく。

ツライこともあるでしょうけど、やっぱり、幸せな人生に見えると思いますよ、少なくとも私には。

何だかこう、「ストン」と私の心の中には落ちてきたものがありました。

特別な人、すごい人なんて、やっぱり世の中にはいない。
他人はそう勝手に評価をするかもしれないけども、その評価がすべてではない。

自分は自分でいるしかなく、自分のやりたいこと、できることをしていく。

等身大でいることは、成長をしないことではなくて、芯と軸を一緒に成長させていけば、常に等身大でいられるのだから、志高く、気高く、適度にゆるく生きていけばいいんじゃないの?

自分の心が求めていないことで、無闇に頑張ることはないよ。

そんな風に思えた本でした。

まぁ、私は彼のファンでもあるので、当然色眼鏡は入っているでしょうし、好意的に見ている点もあるかもしれません。
(が、それなら「この子、大丈夫?バカなの?」なんて表現をここで出さないとも自分では思っていますが/苦笑)

ちょっとだけ。

生きることや目的が見えなくてしんどくなっている人が読んで、「あぁ、こういうのでいいんだ」と思ってもらえたら。

そう思ってもらえれば、ブログで紹介した私もですし、「こんな本出して、宣伝までしてお金までもらってしまう自分は痛いと思っている」と書いてしまっている薫さんも、少しは救われるかと思います(^^;

「普通に生きてきた人が、好きなことをやっていくために生きてきたら、気づいたらロッカーになってました。」

以上。

それだけの本なのに、気づきも多く、自分の家庭内で感じていた「こじれ」までも救われ、かなり楽しめました。

薫さん、ありがとうございました(^^)


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